あるわあるわ。今日もあるわ。

先月末くらいからやっとオクラが出荷でき始めた。種まいたのも早い人から一ヶ月以上遅かったので仕方無いかもしれないが、周りがみんな出荷してるのにウチのオクラは樹ばかりが大きくなる一方。
これでホントにオクラが出荷できるんだろうか。飯食っていけるんだろうか。
暑さで滲んだ脇の下の汗のような、嫌な不安。四月から就農して現金収入の無さに困った。ニンニク出してコーンも出したが、大体そのお金は翌月とか翌々月払い。働いても働いても、ちっともお金は入らない状況。わかってた事だがちと焦った。
しかしオクラ獲れ始めてからが早かった。最初は5kg程度。それがどんどん右肩上がりに増えて行って10、30、60kgと…
まだ新しいハサミがチャクチャクと小気味好い音を立てる。ぬかるんだ通路に長靴が一歩一歩踏み込まれる。太陽が昇ると近所の犬が吠え始める。穂が出始めた稲が朝露で光る。朝の匂いがする。鬱陶しいブトも居なくなって、毎日散歩してるおばちゃんと挨拶を交わす頃、暑さがやってきてジットリと汗が滲む。

まだまだ先は長い。無心でオクラと向き合う。時々振り返っては獲り忘れたオクラに手を伸ばす。混み入った葉っぱを切り落として、丸々と太った青虫を淡々と殺して行く。
9時過ぎには一つめの畑が終わる。やっと朝飯を食べてコーヒーを飲んだら次の畑に向かう。

ここからが勝負だ。海の近くの畑は生育が良過ぎて二倍の収量。暑さも容赦は無い。
無心無心。ひたすらチャクチャク、チャクチャク。昼におにぎりを一つ頬張ると、休みほどほどにチャクチャク。時間の感覚が無くなって、余計な考えも浮かばなくなる。コンドームのような薄手の手袋に汗が溜まる。暑い、暑い…ゴクゴク茶を飲んでも全部出て行く。身体の悪いモノもエネルギーもサラサラサラサラ汗になる。もう随分長い間こうしてるような気分。

多いと終わるのは5時くらい。昨日は95kg出荷した。ハネ品も入れると100kgを余裕で超える。バスタブ一杯くらい。
なんだかよくわからんが、ここ最近は地域1番の出荷量が続いてる。一向に減る気配は無い。それどころか一つめの畑の収量も増えてきてる。
ここは天国か地獄か。
嬉しいような恐ろしいような悲鳴。いやいや、100kg獲るのにそんなに時間がかかってどうする。もっと値段が良い早い時期に出さんとよぅ。篤農家達の高笑いが聞こえる。

まだ先は長い。休みもとれない。毎日毎日。あと3ヶ月か?そこまで生きてるかなぁ。
なんだかオクラの中を覗いたら、並木道かトンネルみたいだ。
行こうよ、このトンネルをくぐって、夢の国へ(白目)
最近、音沙汰がないと思ったら
返信削除なんと過酷な日々を過ごしているのですね。
私は生姜のバイトで熱中症一歩手前まで行きました。
気をつけよう、夏の野良仕事。
こんなことしてないで、猫カフェ開業しませんかぁ~♪
himawari & dais3どの。
返信削除ご無沙汰しておりますー。なんだか時間がたつのが早いです。
生姜掘っていたとは!お互い熱中症には気をつけましょう!
猫カフェは…憧れですなぁ。良いですなぁ。ヨダレでます。
近くにできたら間違いなく常連になりやすw